X線室でわいせつ容疑 技師逮捕 下着脱ぎ下半身触らす 千葉大病院
千葉日報オンライン 2018/12/13(木) 20:03配信
勤務先の千葉大病院(千葉市中央区)のエックス線撮影室で、女児に自身の下半身を触らせたとして、千葉中央署は13日、強制わいせつの疑いで診療放射線技師、福田大樹容疑者(27)=同区星久喜町=を逮捕した。同署によると「ストレスを発散させるためだった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は今月7日、病院のエックス線撮影室で、検査を受けに来た県内に住む小学校低学年の女児に、下着を脱いで下半身を触らせるなどわいせつな行為をした疑い。
同署によると、女児は初診で、撮影室では容疑者と2人きりだった。エックス線撮影の後、室外で待っていた付き添いの母親に被害を訴え母親が当日、同署に届け出た。
業務中の職員が病院内でわいせつ容疑事案を起こしたことに大学と病院は、徳久剛史学長と山本修一病院長の連名で「お子さまとご家族の皆さまに心より深くおわび申し上げます」とする文書をホームページに掲載。「人として、医療に携わる者として決してあってはならない」として、懲戒処分のための委員会を速やかに立ち上げるとしている。
病院によると、福田容疑者は2014年4月から勤務しており、勤務態度に特に問題はなかったという。女児が被害に遭った今月7日、病院の相談窓口に関係者から訴えがあり、警察に届け出るよう伝えたとしている。
病院は、13日正午すぎに県警から職員逮捕の知らせを受け、事件について全職員にメールで通知した。再発防止へ「倫理教育を再度しっかりと行っていく」と話している。